東京都7大副都心の1つ「池袋」。戦後の人口受け皿として、1970年代に新宿や渋谷などと共に副都心構想として地域再開発が推進されてきましたが、中でも池袋は一味違う発展を遂げています。地方民・筆者のイメージとしては2000年に人気を博した伝説のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」を思い浮かべます。しかし、現在はIWGPのようなアグレッシブな雰囲気から、オタク文化・腐女子の聖地へと変遷を遂げました。
さて、その池袋に、民間能力活用特定施設として認定された民活プロジェクトの第一号として、東京拘置所跡地に誕生した複合型施設「サンシャインシティ」があります。
サンシャインシティは、池袋副都心の地域発展の核として1978年(昭和53年)にオープンし、2018年に開業40周年を迎えました。
業務施設や展望台・レストランなどがある「サンシャインビル60」や、水族館やプラネタリウムのある「ワールドインポートマートビル」、「プリンスホテル」、博物館や劇場などの「文化会館ビル」、アパレルや飲食店などのある商業施設「専門店街アルパ」など・・・
様々な施設が一体となった多機能複合型の都市空間を形成しています。
今回は、そのサンシャインシティーにある天空のオアシス「サンシャイン水族館」をレポートします。
サンシャイン水族館
名称 | サンシャイン水族館 |
所在地 | 東京都豊島区東池袋3丁目1-3 |
TEL | 03-3989-3466 |
基本営業時間 | 4月~10月 10:00~20:00 11月~3月 10:00~18:00 ※最終入場は終了1時間前です(再入場は終了30分前まで)。 ※長期休暇対応等、営業時間変更の場合があるので公式HPにて確認の必要有。 |
休館日 | 年中無休 |
駐車場 | 有料 1,800台 |
公式URL | http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/index.html |
その他 | 水族館パンフレット(PDF) サンシャインシティガイド (PDF) |
都心型水族館としては日本で最初の水族館で、1978年(昭和53年)10月に「ワールドインポートマートビル」内にサンシャイン国際水族館として開業。2011年(平成23年)8月に名称を「サンシャイン水族館」として全館リニューアルオープン。
駐車場
収容台数1,800台の都内でも有数の超大型駐車場だそうです。
名称 | サンシャインパーキング | ||||||||
所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャインシティB2・B3 | ||||||||
お問合せ | サンシャインパーキングフロント(サンシャイン60ビル B2) TEL:03-3989-3452 |
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営業時間 | 24時間/年中無休 | ||||||||
収容台数 | 1,800台 | ||||||||
車両制限 | 車高2.1m、車幅2.5m、車長6.0m | ||||||||
駐車料金 |
サンシャイン水族館の有料入場(1会計2,000円以上)or 年間パスポート利用で2時間無料になります。 利用方法や他の併用可能な駐車サービス内容はこちらからどうぞ。 |
結論からいうと、どのエリアに駐車しても大丈夫です。サンシャインシティB1と1Fで全館連絡しているからです。
そうはいっても、出来るだけ水族館の入っているワールドインポートマートビル下のエリアに駐車したいですよね。
サンシャインシティの駐車場は、ビルごとにエリアが分かるよう色分けされています。水族館は赤エリアになります。赤エリアが満車の場合は両隣の黄色エリアか青エリアに駐車すると便利です。
水族館専用エレベーター
サンシャインシティに駐車したら、そのままシティの1Fに昇って下さい。
なぜなら、水族館へはワールドインポートマートビル1階「水族館行きエレベーター」からしか行けないからです。
シティ内は広いので専用エレベーターを探すのも一苦労ですが、案内板を見ながら進むと辿りつきます。
また、土日祝は水族館スタッフがエレベーター付近で誘導しているので分かりやすいと思います。
繁忙期には水族館専用エレベーター前には長蛇の列が出来ますが、待ち時間が1時間超えそうな場合は「整理券配布」で対応されているようです。※飽くまで水族館専用エレベーターに乗るための整理券です。
入場料
区分 | 大人 (高校生以上) |
こども (小・中学生) |
幼児 (4才以上) |
基本料金 | 2,200円 | 1,200円 | 700円 |
年間パスポート | 4,400円 | 2,400円 | 1,400円 |
障がい者割引 | 1,100円 | 600円 | 350円 |
年に2回以上利用される方は年間パスがお得ですね。2回分の入場料で1年間何度でも利用出来ますし、更には年間パスポートにはお得な特典も付いています!
年間パスの特典とは?
- 水族館の入場料同伴者2名まで約30%割引
大人 2,200円 → 1,600円 子ども 1,200円 → 900円 幼児 700円 → 490円 - プラネタリウム“満天”の鑑賞料50%割引(同伴者1名まで)
- サンシャイン60展望台の入場料約30%割引(同伴者4名まで)
- しながわ水族館の入場料約20%割引(同伴者4名まで)
- 水族館内及びアルパでの特典・割引
- 有効期限3ヶ月前からの更新で有効期限上乗せ
- 誕生日特典(オリジナルシール、特別割引)
- 優先案内
- 駐車場2時間無料、300円以上の買い物で駐輪場3時間無料
こんなにも沢山の特典があるので、2回以上訪れる方は年間パスポートを選択するのがお得ですよね。
※特典利用条件・詳細はこちらから確認してください。
時短には”前売り券”
筆者が訪問したのは夏も過ぎた週末の午後5時頃です。エレベーターは運良くすぐ乗れましたが、チケットカウンターは混雑していました。
来館予定が決まっている方は、コンビニエンスストア(ファミリーマート、セブンイレブン、ローソン、サンクス、サークルK)で前売券事前購入がお勧めです。
館内の様子
チケットを購入したら、ウェルカムカウンターを通りいよいよ水族館へ。
屋外が視界に入り込み行きたくなりましたが、パンフレットの順路案内通り、本館1F「大海の旅」から順に見ていきました。
どこの水槽前も、魚を愛でている親子や大勢の来館者で、隙間なくうまっていました。見ることを断念した箇所が多々あり、都心に住まわれている方々の憩い・癒しの場であることが分かります。
本館1F 大海の旅
見どころは「サンシャインラグーン」と「ふわりうむ」
【サンシャインラグーン】
やはりラグーンは水族館の主力!実は、1周目は前の方々の頭しか見えなかったので諦めました。2周目は比較的空いていたので何とか眺めることができました。
【ふわりうむ】
クラゲが漂う水中の暗闇に、一点の光が射しこみ芸術が完成しています・・・ここに横になって永遠と眺めていたい息を呑む美しさ。心が浄化されます。
本館2F 水辺の旅
2Fへ昇って真っ先に目に飛び込むのは「アクアプランツ」です。色鮮やかな「グレートバリアリーフ」の水槽も人気。爬虫類もいましたよ。
【アクアプランツ】
【オーストラリアの海~グレートバリアリーフ~】
南国の魚ほどカラフルで色鮮やか・・・色を纏うことでサンゴ礁と同化して外敵から身を守っている、色で同種を見分けている、捕食者に対して「毒があるぞ!」という警告色などといわれていますが、理由はどうあれ眺めていると色彩豊かで気持ちが前向きになれます。
屋外マリンガーデン 天空の旅
日が落ちて、青空を泳ぐペンギンさんを見逃してしまいました・・・。しかし、日暮れからは計算された照明で屋外が輝きます。ペンギンのいる巨大水槽も優しい照明で夜空と一帯となり、ペンギンたちがロケットのように夜空を飛び交う姿を見ることが出来ました。
こちらも本館1Fのラグーン同様、観覧客がいっきに押し寄せギュウギュウに。ベストポジション以外はペンギンの姿が目視できず、見えている方々の歓声をBGMに迫り出た巨大水槽を眺めるだけ・・・
まとめ
持ち時間が1時間という切り詰めたスケジュールで訪れた水族館。
都会のビル中なので余裕で見て回れると思いきや、スマートに計算された動線と演出・設計、見どころ満載の沢山の生き物たちを見て回るには2時間30分は必要でした。
ラグーン巨大水槽のお食事タイムや海獣たちのショーなど、楽しい企画を繰り広げているので何度でも楽しめる水族館だと思います。コンセプト通り、都会のビル群に囲まれた「天空のオアシス」でした!
次回訪問時は、水族館とサンシャイン60の展望台の入場券をセットで購入すると割引されるので、そちらにも足を伸ばせたらと考えてます。
以上、サンシャイン水族館のレポートでした。
※記載の内容は2017年現在の情報です。トラブルを避けるため詳細は公式ホームページやお問合せ先にて確認してください。
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