名古屋めし|味噌煮込みうどんを食べてみた|山本屋本店

山本屋本店 味噌煮込みうどん (スタミナもつ2) グルメ

名古屋に来たからには名古屋めしを堪能したい!

名古屋めしといえば、手羽先・味噌カツ・ひつまぶし・きしめん・カレーうどん等々、ありすぎて何を食べようか悩んでしまいます。

名古屋のご当地グルメを挙げ連ねてみると【味噌メニュー】が多いことに気付きます。愛知といえば【八丁味噌】が有名だからかな。

ということで、赤味噌を味わえる味噌煮込みうどん専門店の山本屋本店さんへ行ってみました。



名古屋めしに代表される【味噌煮込うどん】

 

愛知県民のソウルフード「味噌煮込みうどん」。

鰹出汁のきいた赤味噌のスープに歯ごたえのあるうどんを入れて煮こんだものです。

もともと家庭料理だったものが、明治時代に一宮を中心に飲食店で提供されるようになり、次第に名古屋市でも食べられるようになったそうです。

その味噌煮込みうどんに欠かせないのが「豆味噌」。豆味噌は大豆が原料で深い赤褐色と独特の渋みが特徴。

戦国時代には食されていた訳ですから愛知県で豆味噌文化が根付くのも当然で、その豆味噌文化の一例が「味噌煮込みうどん」なのですね。

以上、味噌煮込みうどんの歴史についてざっと学んだところで、創業明治40年という歴史ある味噌煮込みうどん専門店へ、いざ!

 

山本屋本店

山本屋本店 味噌煮込みうどん 入口

味噌煮込みうどん専門店で有名な山本屋本店さんへ行ってみました。

山本屋本店さんは創業 明治40年・設立 昭和35年の老舗で、名古屋を中心に十数店舗展開しています。

フランチャイズ化せず全て直営業することで、創業当時からの味と心を守っているのだそう。

実際に、山本屋本店さんを訪れるとその気概を肌身で感じとれます。

ちなみに同じ味噌煮込みうどん専門店の「山本屋総本家」さんは「山本屋本店」さんとは別会社。総本家さんも創業 大正14年、設立 昭和29年の老舗で、名古屋に数店舗展開している人気店です。

 



味噌煮込みうどん

山本屋本店 味噌煮込みうどん 定番

 

定番の「味噌煮込みうどん」は具材は卵、ネギ、油揚げ。

 

山本屋本店 味噌煮込みうどん (ホルモン)

 

初見で驚くのは丼ではなく「土鍋」での提供という点。何と、土鍋の蓋をお皿代わりにしてうどんを冷ましながら食べるそう。最後の一口まで湯気の立った温かいスープで頂くことが出来るとはこの上ない至福。

 

山本屋本店 味噌煮込みうどん 生麺 アルデンテ 極太

 

そして次に驚くのはうどん。山本屋本店さんこだわりの生麺はまるで極太パスタのよう。アルデンテで中心部には芯が残る。コシがあるというよりは「ほぼ生ではないか?」というくらいゴリゴリとした歯ごたえ。噛めば噛むほど甘味が増します。

続いてスープにビックリ。お味噌は山本屋本店専用に醸造した【あじ味噌】を使用しているそうで、赤味噌・白味噌にザラメをブレンドしたもの。色味は濃いですが見た目と裏腹に、辛すぎず甘すぎずの程よいあんばいです。酸味のきいた濃い鰹出汁でパンチがあります。

麺とスープをおかずにご飯が何杯も食べれてしまう美味しさなので「ごはん」をオーダーする方が多いです。

 



たまごの食べ方

味噌煮込みうどんの落としたまごを美味しく頂く。

・グツグツの鍋に沈めて完熟たまごにしてから頂く。

鍋の中で崩してスープの塩味をまろやかにして頂く。

・取り皿(鍋蓋)に移してすき焼き風にして頂く。

・ごはんの上にのせて卵かけご飯にして頂く。

 

平日限定のランチメニューやごはん付きお値打ちメニューでは、おかわり自由のごはんがつきます(※店舗による)。中にはたまごを追加していろいろな食べ方を楽しむリピーターも。

〆にはごはんを土鍋にいれて雑炊風に。最後の一滴まで美味しく完食することが出来ます。

 

お漬物が食べ放題

何と、味噌煮込みうどんを注文すると浅漬けが食べ放題に。

山本屋本店 味噌煮込みうどん 無料 おかわり お新香 浅漬け

浅漬けは季節によって変わるようで【白菜、大根、きゅうり、オニオンスライス】など。筆者が訪問した時はおろし生姜が添えられていました。

塩分控えめで食べやすいので、お茶をすすりながらパリポリと完食。そしてお代わりをしてまたお茶をすすってパリポリ・・・メインの味噌煮込みうどんが出てくる前にお腹が膨れそうです。

お茶や浅漬けは、ホールスタッフさんが程よいころを見計らってお代わりのお声がけをして下さいます。

 

人気のサイドメニュー

味噌煮込みうどんはもちろん美味しいのですが、サイドメニューを目当てに来店される方もいらっしゃるといっても過言ではないほど注文される人気メニューがこちら。

 

  • 名古屋コーチンネギマ

ジューシーな名古屋コーチンの股肉を使用してじっくり焼き上げたネギマ。

  • 青唐辛子の出汁巻き卵

出汁をずっしり抱え込んだプルプルの卵焼き。後からやってくるピリっとした辛味がアクセント。

  • ポテトサラダ

男爵イモを使ってシンプルに味付けされたポテトサラダは、お味もお値段もビールのお供に最適。

  • アイス

味噌煮込みにお漬物にネギマに・・・塩っけのあるものばかりを食べると甘味も食べたくなりますよね。たらふく食べてお腹いっぱいという方でも食べられる甘さ・サイズ感なので男女問わず人気メニューです。

 

他メニューも、山本屋本店さんのこだわりが詰まった逸品揃いです。ご賞味あれ。

 

まとめ

名古屋めしのド定番「味噌煮込みうどん」。

初めて食した時は味が異文化すぎて強烈なストレートパンチをお見舞いされた気分でしたが、数年振りに食してみたところ赤味噌文化に慣れたのか味噌煮込みうどんの魅力に気付くことが出来ました。

名古屋で味噌煮込みうどんといえば、山本屋総本家、山本屋本家、角丸、サガミ、宮きしめんなどが有名どころ。今回は「山本屋本家」さんへ行ってきました。

一番シンプルな味噌煮込みうどんが1杯1,000円程なのでけっしてお安いとは言えない価格設定ですが、一つ一つ丹精込めて作られたお料理とスタッフさんのおもてなし精神にお値段以上の価値を感じます。

愛知県へ立ち寄られたら是非召し上がって頂きたい名古屋めしでした。

 

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